
コーフィーが食べる「奥さんのコーブレット」
ねずみのミスタージングルスも食べてた。
作ってみると、意外とおいしい。ブレットっていうけど、マフィンとかに近い感じ。
コーフィーは触ったものからいろんなものを感じ取れるから、奥さんの愛情も
感じたんだろうな。
キング好きな私としては、映画よりも小説の方が好き。映画になるとキング独特
の「エグさ」が取れてしまう。それにトムハンクスがね・・・まぁそれは好みの問題だけど。
キングは、この手の人物を書くのが好きみたい。弱き者に特殊能力が宿る的な。
「ザ・スタンド」ではトム・カレンという知的障害者の男が出てきて、ちょっとコーフィー
を思わせる。
私はこのザ・スタンドがキングの作品の中でもかなりのお気に入り。トム・カレンがとく
に好き。人類を救う事に一役買う重要な人物で、映画でのコーフィーと同じように、
映画を観るシーンがある。
多分小説には無かったコーフィーが看守達と映画を見るシーンは、この「ザ・スタンド」
から拝借したんじゃないかと私はひそかに思っている。
キングはホントに不思議な作家だ。小説を読むとすごく映画的な描写なのに、いざ映画
になると高い確率で、失望させられる事が多い。
キングは後数年で失明すると聞いた。物書きから視力を奪うなんて・・・・
まるでベートーベンじゃないか。
ベートーベンのように視力を失っても書き続けてくれる事を切に願うばかりである。